決算書を作成する流れは?

法人の会計年度が終了すると、企業は1年の経営活動の成果をまとめた「決算書」を作成する必要があります。
決算書は、経営の健全性や財務状況を示す重要な書類であり、税務申告にも欠かせません。
そこでこの記事では、決算書を作成する流れについて解説します。
▼決算書を作成する流れ
①記帳する
売上や仕入・経費・給与など、全ての取引を正確に帳簿に記録します。
記帳にミスがあると、決算や税務処理で誤りが生じるため、注意が必要です。
②決算準備事項を確認する
会計年度の終わりが近づいたら、決算に向けた準備を行います。
まずは未処理の領収書や請求書を整理し、経費計上や未収・未払の取引が適切に反映されているかを確認します。
また、減価償却費や棚卸資産の評価など、決算特有の処理項目についても忘れずに対処しましょう。
③決算書を作成する
記帳や確認作業が完了したら、決算書の作成に進みます。
帳簿の情報をもとに、貸借対照表や損益計算書などの決算書類をまとめていきます。
④申告書を作成する
おもに、法人税申告書や消費税申告書などの申告書類を作成します。
これらは税務署や地方自治体に提出する重要な書類であり、記載内容に不備がないか慎重に確認が必要です。
⑤税金を申告・納付する
法人税・消費税・地方税など、該当する税目を期限内に納めます。
納付が遅れると延滞税や加算税が発生するため、早めの手続きを心がけましょう。
▼まとめ
決算書を作成する際には、まず取引を記録した帳簿が正しく記載・反映されているか確認します。
その後は決算書や申告書を作成し、税金を申告や納付を行います。
複雑な手続きも多いため、必要に応じて専門家に相談すると安心です。
『田中秀樹税理士事務所』は、甲斐市を中心としたエリアで活動している税理士事務所です。
年一決算や確定申告などの依頼を検討されている方は、いつでもお問い合わせください。