月次決算を行う流れは?

企業の財務状況を定期的に把握するためには、年次決算だけでなく「月次決算」の実施が重要です。
どのような流れで行うのか知っていると、スムーズに対応できるでしょう。
そこでこの記事では、月次決算を行う流れについて解説します。
▼月次決算を行う流れ
①決算整理を行う
売上・仕入れ・経費の記帳ミスや未計上取引がないかを確認し、必要があれば修正仕訳を行いましょう。
また、減価償却費の計算や前払費用・未払費用などの調整処理を行い、期間ごとの損益を正確に把握できるように整えます。
②月次決算書を作成する
決算整理が完了したら、貸借対照表や損益計算書といった「月次決算書」の作成に移ります。
貸借対照表は会社の資産や負債の状況を示し、損益計算書は売上に対してどの程度の利益が出ているかを示す重要な資料です。
ミスや漏れのないよう、慎重に作業を進めましょう。
③月次事業報告を行う
月次決算書の作成後は、経営陣や部門長に向けて「月次事業報告」を行います。
組織全体で現状を共有し、今後の課題や改善点を洗い出すことで、次月以降の行動計画に結びつけられるでしょう。
▼まとめ
月次決算は、決算整理を行った後、月次決算書を作成するといった流れで作業をします。
この際、ミスや漏れのないよう、慎重に作業を進めることが大切です。
月次決算書を作成したあとは、月次事業報告を行うことで、今後の課題や改善点を把握できるでしょう。
『田中秀樹税理士事務所』は、甲斐市周辺のエリアで活動している税理士事務所です。
月次会計にも対応していますので、お気軽にご相談ください。